「光画」という言葉がある。
フィルムでも撮像素子でも、光がなければ成立しない。
だからこそ、写真を「光画」と呼ぶのは納得ができる。
光をコントロールすることが写真技術だとするなら、
フィルムもデジタルも、特性が違うだけで根本は同じということだ。
銀塩写真では感度と画質はトレードオフだった。
ISO400くらいまでが常識で、
高感度を選ぶほど粒子が目立ち画質は落ちる。
それが写真の常識だった。
今は感度を気にしなくていい。
ノイズも愛嬌に見える。
銀塩の粒状性を考えれば、デジタルのノイズは可愛いものだ。
今やノイズリダクションが常識になりつつある。
フィルムよりデジタルが有利な点は、
撮影が困難な場面でも対応できるようになったことだ。
銀塩写真の常識で習得した技術が過去のものとなり、
しがみついていると取り残されていく。
「成功したければ失敗を恐れるな」と言う。
ビジネスの世界では、致命的なダメージを受けた人も見てきた(少しだけど)。
その変化を見越して新しいことに挑戦しても、
先行者は嘲笑を買う。
運良く時代がついてきても、
コストダウンが大きすぎて元が取れないことが起こった。
先行者が有利とは限らない。なんのことはない、自分の望む写真を得ようとするならば、それに必要なことを満たせば良いではないか。


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