写真について

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単焦点レンズを“単レンズ”と呼ぶ違和感 ~なぜ写真レンズは1枚で成立しないのか~

写真レンズは大きく2つ、単焦点レンズとズームレンズ。この時、単焦点レンズを“単レンズ”と言う人がいるが厳密に言えば誤りである。話の流れでは理解できるが、光学的に見ると正確ではない。そして、具体的にはレンズを語る時に、「単レンズの方が良い」、...
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現像を待つ潜像 ― RAWという素材

なぜ、フィルムを銀塩というのか。それは、ハロゲン化銀が感光することで黒化銀になる。それを化学処理する。デジタルの場合は、センサーが受けた光を電位に変え、電気信号を演算する。フィルムとデジタルの違いは、化学処理と電気的処理の違いである。レンズ...
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写真の見方Ⅱ

カメラを手にファインダーを覗く。一眼レフなら、ピントグラスに映し出された像が焦点を結ぶ刹那…眼の前にあった光景は、レンズによって二次元の世界へと変換される。レンジファインダーは、仄かに光るブライトフレームが「あなたの意識はここです」と教えて...
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間違いだらけのカメラ選び

カメラを購入しようというのは、”写真を撮る”と言う行為に対して必要不可欠なのだが、モノとしての価値、愛でる対象でもある。まるで盆栽のように。「間違いだらけのカメラ選び」という本がある。元大阪芸術大学写真学科客員教授 田中長徳先生の著書である...
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デジタル写真私観

写真は、科学的な記憶装置であり、「そこにかつてあった」という写真論が成立するものである。それは、写真が銀塩からデジタルになっても本質は変わらない。仮に実存するものに撮影者の解釈を与えたとしてもだ。フィルムの時代から何かしらの人の手、教科書通...
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学ぶのはいい。でも学問にしなくていい。

「ミラーレスは持て余す…」デジカメ初心者たちが重宝する「高級コンデジ」の魅力古い記事だが気になる点があったのでお付き合い願いたい。文中「カメラを学んでいき…」とあるが、カメラを学ぶとは? カタログが読めるようになりたいのだろうか。それともシ...
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写真の窓辺:ニエプスの執念

毎日どこかで目にしている写真。 私たちが写真だと思っているものは、印刷やスマホの画像だとしても写真と言える。 ここで写真の定義や解釈をしようとしているわけではない。そうした作業は、学者や評論家が食い扶持として行えばよい。日常的に写真に接して...
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フィルムからデジタルへ:変わる写真作法とは

写真はダゲレオタイプから湿式コロジオン法によって普及した。簡単に言えば、感光材料が塗布されている紙、印画紙のことを出自にならって写真とする。つまり、画像と写真は分けて認識する必要があると仮定する。例えば、広義の意味においての写真とは、パソコ...
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写真と画像の現在地

還暦を過ぎた元会社の先輩から連絡があった。写真を扱う会社のアドバイザーをしているという。話の中心は当然、写真のことだ。しかし驚いたのは、社員の多くがPCを理解していないというのだ。PCは命令を実行する道具である。たまにはヘソを曲げることもあ...
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光画

「光画」という言葉がある。フィルムでも撮像素子でも、光がなければ成立しない。だからこそ、写真を「光画」と呼ぶのは納得ができる。光をコントロールすることが写真技術だとするなら、フィルムもデジタルも、特性が違うだけで根本は同じということだ。銀塩...